どうでもいいから始まった

気付けば折り返しを過ぎていた。人生って何だろう。。

母という人

娘は母を越えられない。

 

確かにその通りで、私には絶対越えられない存在だと常々思っている。

働き者・努力家・賢い・よく気が付く・辛抱強い・そして思いやりのある人。

 

母が寝込んでいるのを、2度しか見たことがない。

弟を出産した時と、私と一緒にインフルエンザにかかってしまった時だ。

 

子ども心に、母はいつ寝ているのだろう?と、よく思ったものだった。

布団に入っている姿を、子供の頃には見たことが無かった。

 

自営業で、住み込みの従業員が居たこともあり、食事の支度に、大量の洗濯、そして仕事と本当に休む間もなく働きづめだったと思う。

私が洗濯を担当する頃は、洗濯機を2台使って午前が終わった。

 

そんな母、嫁ぐ前は小学校の教師をしていた。教員時代の写真を見たことがある。なりたかった教員を数年で辞めて大所帯の嫁になり、嫁いだその日から台所を任され、姑・小姑・従業員の世話をしてきたのだ。

 

辛くて、いつでも逃げ出せるように雨戸の外に靴を置いていた頃もあったそうだ。

それでも、夜中に通信で簿記を勉強したりと、自営業の嫁として努力は惜しまなかった人だった。

 

母という人は、私にとって尊敬し自慢できる人。

そんな母の背中を見て育った私は、少しでも母に近づくことができているだろうか。

そして、娘に私の背中を自信を持って見せられているだろうか。

 

まだまだ、私は努力をしなければいけない。